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2006年4月

咸臨丸フェスティバル

 浦賀は、私が生まれて最初に住んだ場所であり、浦賀ドックの壁からクレーンが見える風景は私の心象風景である。壁の向こうはどうなっているのかずっと気になっていたが、もちろん関係者ではないので見ることはできなかった。皮肉にもドック閉鎖後、年に一度フェスティバルのために一般公開されるようになった。今年こそというわけで勇んで出掛ける。

 しかし、天気予報は雨…。案の定、目的地へ向かう途中で雨が降り出した。浦賀駅を降りても、お祭りの雰囲気がない…。雨だったのと、来る時間が遅すぎて主なイベントは終わってしまっていたのだった。でも、構内の船着場まで歩いていって巡視船を見学した。乗組員のみなさんが親切に案内してくださり、ちょっと感動。

 折角だからと構内を歩き回っていると、どこからかジャズの演奏が…。端っこの建物で、ジャズコンサートをやっていたのだった。「RENT」のセットを思わせる工場跡(でも本物!)で、懐かしのビッグバンドジャズをやっていて堪能させてもらった。建物もレトロで渋いし、稼動していないのが残念だけどいい経験をさせてもらった。

 帰りは横須賀中央で降りて大好きなカフェ「月兎」!ここへ来るときはいつも雨だなあ。小腹が空いていたのでサンドイッチを頼んだらパンがおいしい!翌朝用にもテイクアウトした。このパンを食べたらもう他のは食べられないよ…。

 月兎のパンに替わるパンを近所で探さなきゃ。それが当面の目標。

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野毛 アートフェスティバル

 毎年この時期に行われる大道芸フェスティバルを見に行くのも、私の歳時記のひとつになりつつある。今年は曇りで、今にも降り出しそうな雲行き。そういえば、何年か前は大雨で、見に行くのを断念したんだっけ。

 今年はお目当ての芸人さんが出ないので、野毛訪問と、隣の吉田町のアートフェスティバルが目的である。

 結局大道芸は人だかりがすごくてほとんど見られず、「三陽」で餃子とラーメンを食べたのと、「ちぐさ」でマイルス・デイビスのレコードをかけてもらったのと、吉田町でジャズを聴いて路上で売ってる作品を少し冷やかしたくらいで終わってしまった。でも久々に吉田町に来ることができたから満足。それにしても、ヨーロッパのどこかの町みたいだなあ。ちょっとうらぶれてて、アートにあふれてて。毎日こんなんだったらいいのに。

 それにしても、表現手段を確立している人は羨ましい。いつか、自分の表現手段でこういうイベントに参加できるようになりたい。

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ブロークバック・マウンテン

 監督が台湾出身のアン・リーなので、無理やり「中国映画」と言えなくもない作品(苦笑)。彼のことだからハズレはないと思っていたが、やはり素晴らしい!初めのうち主人公2人があまりに田舎のイモ兄ちゃんに見えて、感情移入できないのではと思っていたが話がすすむうちどんどん引き込まれてしまった。

 アメリカ南部の青すぎる空と空虚な風景、閉鎖的な土地柄、限られた仕事の中で生きていくしかない人たち…。背景は違うけど、自分の置かれている立場は同じ。愛がなくても家庭を持ち、家庭を持ったからには働かなければならない主人公には深く共感。(自分がそういう義務から逃げている立場なのは棚に上げる)

 しかし私は女性なので、劇中ならさしずめイニスの妻の役どころである。やっぱり奥さんって損な役回りだな、だから妻・母の役割ってイヤなんだよな、とあらためて「母性を発揮することを押し付けられたくない自分」を認識した。また、男性と心を通い合わせるのはムリ、子供を持ちたいなら男性に無理やり寄生していくしかない、という日ごろの思いをさらに強くする形となってしまった。

 劇中の2人は、愛し合ってるけど殴り合いのケンカもする。男同士だと見ていて自然に受け入れられるのだが、男と女だと「DVだ!」となってしまう。男と女の理想の愛の形って何だろう。私は幻想を抱きすぎなのだろうか。美しい想いにひたりながらも、色々考えさせられる映画だった。また見に行こう。

 余談:欧米の作品は、登場人物を「年代なりに見せる」のがうまい!この作品も、主人公が青年から中年オヤジに変わっていくのを自然に見せていく。少し前に見た「ふたりの5つの分かれ路」も、主人公が若い女から中年女までを演じるが、服装・表情だけでなく水着や裸でもその年代に見せているのである。日本だと無理やりシワを描いたりしていかにも作ったようになってしまう。かなり昔の作品「道」でも、ザンパノがちゃんと老けていたから、欧米には何か確立された手法があるのだろうか…

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SPIRIT

 李連杰の、アクション最終(予定)作。連杰もやや老けて顔が丸くなり、アクションも往年より抑え目だったけど久々の中国作品、やっぱり連杰の作品は中国語じゃなくちゃね!(広東語だとなおいいけど)

 途中、少数民族の村で暮らすシーンがあってこれまた中国映画には珍しい「旅映画」だなあ、と苦笑い。(と言って実話らしいのだが…)

 作品はアクション映画としては普通だけど、とにかく久々なのでもう何でもよし!…これでもうアクションものは終わりとのことだけど、黄飛鴻に始まって、霍元甲を演じて終えるということでいいのではないだろうか。ひとつの時代の終わりを感じる。

 ラストの歌は、中国語の歌の方がよかったなあ。自分がもともと「香港映画の劇中でコテコテ中華歌謡がかかる」のが好き、というもあるけど…。日本と中国の感覚の差は、最後まで埋まらなかったのだった。

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吾妻ひでお「失踪日記」

 新聞の書評で気になっていた本をやっと読むことができた。おおよその内容は知っていたが…やはり、かなり身につまされる内容。さらりと描いてあって面白く、何回も読み返してしまったがそれは今の自分に一番縁がないアル中編の部分だったりする。本人も大変だろうが、ご家族(特に奥さん)は本当に大変だったろうと思う。この作品は面白いけど、私はこういう人の尻拭い人生はいやじゃーとも、強烈に思ったのだった。

 作品全体を通して感じたのは「これって旅行記のような…。」まさに「人生は旅」というか、バックパッカーの旅日記でも読んでいるような気分。ホームレス生活のくだりも災害時とかのサバイバルに役立ちそうだし、「夜を歩く」「街を歩く」等のタイトルといい、私の趣向と似ているものを感じた。今の私の生活も、半分失踪しているようなものだ。ホームレスにならない程度のアパート(ドヤ代より安い家賃!)をキープし、仕事はあまり身分を明かさなくていい派遣社員、社会との接点は最小限である。家族に連絡先を明かしているという点以外、私と吾妻さんの生活はあまり変わらないような気がする。

 あと、作品中に出てくる肉労の人達やアル中患者達は、旅先の安宿における人間模様を思わせた。結構インテリ系とかエリート系の人が多いけどまず現実レベルで活躍できてなくて、こんなところにいるというのがアウトなんだよね。でも現実レベルに復帰するのが難しいのだ。

 最大の違いは、吾妻さんには漫画という表現手段があるけど私にはないことだ。こんなブログでさえ四苦八苦しているようではね。何か、明確な手段を見つけたい。

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墓標

 最近、行きつけの店やお気に入りの場所がなくなってしまうことが多い。

 昔通っていたヨガ教室(があった貸し教室)。昔の学校のような、木の床の建物。昼間のレッスンの時は暖かい日ざしが入ってほっこりとした気持ちになったものだ。地区再開発による取り壊し。跡地のビルの中にテナントとして復活するらしいけど、あの建物じゃなきゃ…。

 ここ1年で行きつけになったアンティークショップそばにあったオムライス屋。気になっていて、いつか行こうと思っていたが先日行ったら閉店になっていた。20年くらい経営してて、私が行く前の週に閉店になったらしい。タッチの差でアウト。

 家のわりと近所にあるオーガニック・カフェ。お客さんもたくさん入ってたし、イベントにも力を入れて地域に多いに貢献していたのに、あっさり閉店。

 溝の口のパン屋「ナイーフ」。会社帰りに気軽に買えるのが良かったのに。本店までは行けないよ…。

 それから、先週久しぶりに下高井戸に行ったら、よく買い物していた洋服屋(表だって謳ってないが、某メーカーのアウトレット、高品質で安くて可愛い)がこれまた前の週に閉店、「19年のご愛顧ありがとうございました」だって…。下高井戸に来るのは、映画のほかここの店も目的のひとつだったのでショック。これからはどこで洋服買うんじゃ~。

 今までの感謝と愛顧の気持ちを込めてここに記しておきます。

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 またまた、昔見た作品の再映ということで行ってきた。この作品も、昔々にテレビでなんとなく見ただけなので実はよくわかっていなかった、ということがわかった。覚えていたのはジェルソミーナの哀愁漂う顔、鎖を切る芸をするザンパノ、そのザンパノが段々芸ができなくなってくるところ…等である。

 この作品といえば「無垢の愛」「無償の愛」を描いたものとされるが、今回見てみたらジェルソミーナはきちんと自尊心もあるし、そんなに知恵遅れっぽくもないし、ただ無邪気にザンパノを慕っているわけでもない。「エデンの東」の後に見たせいかもしれないがむしろ「私を認めて欲しい」と主張している感じに見えた。

 そして、粗野な男といえば彼しかいない、ザンパノ!すごいリアリティ!当時、旅芸人じゃなくても男はああいう人が多かったんじゃないだろうか。そして、女はそういう男と暮らして食べていくしかなかったのよね…こういう時だけは、今の時代に生きていることを感謝する。

 それから、自分が今無職なので劇中の旅芸人の明日をも知れぬ漂流貧乏生活と自分の人生が重なり、胸がキューッとなってしまった。でも、この気持ちが自分の人生の基本。たぶん前世でもずっと貧乏で毎日切ない気持ちだったんだと思う。

 あの頃のイタリアに行ってみたいけど夜の街ひとり歩きはできないなあ。でも、すっかり劇中の人の気分になれたから、いいか。でも現世ではこの生活から抜け出さなきゃね。

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汐留、六本木ヒルズ

 今日は、求職活動の合間をぬってお出かけ。気晴らししてばっかりだけど…

 まずは、「シンガポールフェスティバル」を見に汐留へ。思ったより小規模だったけど、フードコートでサテーとご飯のセット。現地では食べられなかったサテーとここでご対面(だって、現地では10本単位じゃないと買えないんだもん)。ピーナツのたれがちょっと違うような気がするけどま、いいや。結構脂っこいのね。

 調子に乗ってコッピとバナナのフライをデザートにし、カヤペーストを友人へのおみやげに購入。小ぶりの瓶でちょうどいいし、2個買ったら1個プレゼントだって!3個買おうと思ってたから嬉しかった。

 しかし、周りの風景がシンガポールと変わらないねー(笑)もっといろいろ見たかったけど次があるのでそそくさと移動。

 その後、六本木ヒルズへ。「ウィン・シャ エキシビジョン」を見るためである。写真展の最初は何じゃこりゃという感じだったが、おなじみの香港映画のスチール写真はさすがに惹きつけられてしまった。レスリーの写真も少しあった。レスリーの後ろ姿の写真が印象に残った。こんな素敵な人なのに、彼はもういないんだよね…。10年前は、まだまだ香港は自分にとって身近な場所だったけど、徐々に「かつて夢見た場所」になって来ているのが哀しい。六本木ヒルズという、非日常的な場所で開催されているというのもそれを物語っているようだ。

 2箇所とも、イベントは良かったけど周囲のヤッピーな雰囲気にちょっと耐え難いものがあり、複雑な気分になった。こういうところで働いて、高級マンションに住めたら嬉しいのだろうか。IDカードを首から下げたサラリーマン達を見ながらぼんやり考えていた。でもこういう男性達に寄生して生活している女性達は確かにいるのだ。

 歩きたいのと節約を兼ねて定期券のある駅まで歩いてしまった。この定期券も今日で期限切れ。この頃までに仕事が決まっている予定だったんだけどね。明日からまた何か出会いがあるかな…

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エデンの東

 再映されているのを偶然知り見に行って来た。この映画を見るのはたぶん25年ぶりくらい!?高校生の時、田舎の市民会館で「理由なき反抗」と二本立てで上映されることになり、両親に「ぜひ見て来なさい」と言われて車で送ってもらって見に行ったのである。

 その時はもちろん感動したが、どちらかというと話がわかりやすい「理由なき反抗」の方が気に入ったと思う。しかし、どちらの映画もどういう話だったかすっかり忘れてしまっていた。今はただ「見た」という事実と「感動した」ということとテーマ曲しか覚えていない。

 映画の出だしから、「あれ、こういうシーンだっけ…」とまるで初見のよう。しかし、アブラの衣装を見てあっと思った。赤い水玉模様にスカラップのブラウススーツに見覚えが…というか、当時その衣装を見て「なんてかわいい!こういう服が欲しい!」と強烈に思ったのを思い出したのである。

 ちなみに衣装担当は「ゴッド・ファーザー」の衣装も担当したアンナ・ヒル・ジョンストンさんなのを発見したのも嬉しかった。「ゴッド・ファーザー(パートⅠ)」も、衣装の素晴らしさにうなっていたからである。

 結局高校生の私が覚えていたのは「列車の屋根に乗っているジェームス・ディーン」「アブラの衣装」「レタスを積んだ貨車から水が流れ出ているシーン」「狂ったアロンが汽車で出征するシーン」だけであり、ストーリーなどはほとんど理解していなかったことが判明した。

 今回、ちゃんと映画を見て話の流れがきちんと理解できてよかった…。それと同時に、高校生の時の時分の感性の低さというか理解の低さというか許容量の少なさにちょっと呆れた。映画1本で人生変わる人もいるというのに、素晴らしさを受け止めきれていなかったことがわかったから。やっぱり凡人は凡人だ。

 …とこれを書いている今、つけっぱなしにしているテレビから流れる「なんでも鑑定団」で「ジェームス・ディーンの衣装」の鑑定をやっているではないか!「エデンの東」のジャケットも!すごい共時性。

 赤い水玉の服はもう着られないおばさんになった凡人な私だけど、死ぬまでに美しいもの、素晴らしいものにもっともっと出会っていきたいと思う。

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帰ってきた

 今日、シンガポールから帰国。あっという間だった…。元々国全体がテーマパークのようなところだが、それがさらに加速していた。前回泊まった宿は名前が変わっていたし、お気に入りの古い建物がショッピングセンターに改築されていて時の流れを感じたが、仕方ないか。やっとペースが掴めてきたところで帰国になってしまったけど、リフレッシュできた。

 明日からまた現実の世界。東京も、現実の世界でなければ充分楽しいのだが。夢気分で働けるようなところ、ないかな。

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