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 またまた、昔見た作品の再映ということで行ってきた。この作品も、昔々にテレビでなんとなく見ただけなので実はよくわかっていなかった、ということがわかった。覚えていたのはジェルソミーナの哀愁漂う顔、鎖を切る芸をするザンパノ、そのザンパノが段々芸ができなくなってくるところ…等である。

 この作品といえば「無垢の愛」「無償の愛」を描いたものとされるが、今回見てみたらジェルソミーナはきちんと自尊心もあるし、そんなに知恵遅れっぽくもないし、ただ無邪気にザンパノを慕っているわけでもない。「エデンの東」の後に見たせいかもしれないがむしろ「私を認めて欲しい」と主張している感じに見えた。

 そして、粗野な男といえば彼しかいない、ザンパノ!すごいリアリティ!当時、旅芸人じゃなくても男はああいう人が多かったんじゃないだろうか。そして、女はそういう男と暮らして食べていくしかなかったのよね…こういう時だけは、今の時代に生きていることを感謝する。

 それから、自分が今無職なので劇中の旅芸人の明日をも知れぬ漂流貧乏生活と自分の人生が重なり、胸がキューッとなってしまった。でも、この気持ちが自分の人生の基本。たぶん前世でもずっと貧乏で毎日切ない気持ちだったんだと思う。

 あの頃のイタリアに行ってみたいけど夜の街ひとり歩きはできないなあ。でも、すっかり劇中の人の気分になれたから、いいか。でも現世ではこの生活から抜け出さなきゃね。

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