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白バラの祈り -ゾフィー・ショル最期の5日間-

 この作品も見るべきなんだろうけど、と思いつつ腰が引けてた作品。理由は「残酷シーンがありそうだから」

 しかし実際には、暴力はなくて尋問と裁判のシーンが中心の心理劇だった。ナチスも、同じドイツ人に対しては割と人間的な扱いだったので驚いた。(結局5日間で処刑するのだから乱暴は乱暴だが)

 映画はもちろん堪能したけど、ゾフィーのやったことと言えば結局ちょろっとビラをまいただけ、やり方がかなり稚拙ではないか?少しガマンして、もっと大掛かりで有効なことをやればよかったのに…と思わないでもなかった。劇中のゾフィーは真面目で素朴な感じだけど、エンディングロールで映る実物の彼女はちょっとイケイケで、エリート意識や調子にのった感じもあったような気もする。もちろん、最後まで正義や気高さを失わない彼女はとても素晴らしいけど。この映画を見ている途中なぜか「裁かるゝジャンヌ」が浮かんできた。

 それから歴史的な話だけど、彼らはなぜこんな拙速に処刑されたのだろうか?学生がここまでの情報を持っていたことがナチスに衝撃を与えたからだろうが、年はまだ1943年である。ナチスが本当に崩壊するのにはまだ2年もある。実際のところはどうだったのだろうか。

 最後に、ゾフィーとハンスのご両親が気の毒…!自分がその立場で同じように振舞えるだろうか。子供を殺されても時勢に流されず正義を貫けるだろうか?ご両親には彼らの他にも子供がいたこと、戦後を迎えることができて処刑された子供たちの名誉回復もできたというのが救いだ。
 
 この人たちの強靭な意志はどこから来ているのだろうかと思いながら見ていた。

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