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恋恋風塵

 この季節なのだから街歩きだ!と張り切っていたのに侯孝賢特集をやっているのを発見してしまい、急遽見に行くことに。もう終わりかけてるけど見られるものは見なくちゃ。初期の作品はあまり見てないのでもう手当たり次第。

 若い子の恋愛ものだけど、80年代の作品なのでちょうど自分の青春時代と重なる。冒頭の高校生のシーンでは、女の子がダサくて初々しくて「そう、高校生ってほんとはこんな感じだよね!」とすごく共感する。男の子の髪型とかファッションとかも80年代チックなのがなつかしい。また男の子があまりにあどけないので「自分が20代だったときってこういう人たちが恋愛や結婚の対象だったのか…」と不思議な気分になる。やっぱり無理があるような気がした。飲み会のシーンなども、みんな子供に見える。自分も人から見たらそうだったんだろうな。

 劇中の子たちは田舎から都会へ出て住み込みで印刷工場で働いたり、お針子さんをやったりする。こういうのは当時の日本ではほとんどなくなっていたと思う。働きながら夜学へ行ったり、仲間どうしワイワイやったり、なんか楽しそう。でも台湾には兵役があって…。男の子の挫折は、わが身の経験と重なった。その後立ち直ったのかな、そして40代になった今はどういう気持ちで暮らしているのだろう…と、40にして未だ自分探し状態の私は、物語のその後に思いを巡らせてしまうのだった。

 時折はさまる台湾の風景も昔どこかで見たような気がするし、遠い昔の思い出を夢で見ているような気分になる映画だった。

 最後に、主人公役の男の子、その後の出演作がないようだけどどうしているのだろう。やはりこの作品で終わってしまったのだろうか。今どんな40代として生きているのだろうか。わが身と重ね合わせて、いろいろと思うところの多い作品だった。

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