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ゆれる

 何やらすごい作品らしいという評判だけは聞いていたけど、やっぱりすごい作品だった。練り上げられた脚本、ドンピシャのキャスティング、風景画のようなカメラワーク…。大作じゃないけど的確に作り上げられた作品だ。

 タイプの違う兄弟の対比って映画の題材では結構あるけど、本当、兄弟だからって気質が似ていて気が合うとは限らないんだよね…。個性が対立し合う場合もあるし、支配する側とされる側になる場合もある。生まれて最初に人と人とがぶつかり合う世界だ。

 自分の人生を振り返って、兄弟がいて楽しいこともあるにはあったがどちらかと言えば兄弟がうっとうしかったので、その頃の気持ちを思い出した。本当、兄弟って何だろう。同じ親から生まれたと思えないほど違う。でもいくら仲が悪くても普通の人ならわざわざ兄弟を陥れたりしない。映画ではなぜか、必要もないのにやってしまう。なぜやってしまったのか…。

 どこかのメディアで「まず吊り橋の風景が浮かんで、そこから物語を作っていった」という監督のコメントを読んだけど、まさに天から与えられた作品だね。表現者として選ばれたのがうらやましい。

 ラストがちょっと違うような気はするが、素晴らしい作品なのは間違いない。時間をおいてまた見てみたい。

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