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レスリー追悼週間

 4月1日はレスリーの命日だけど、毎年どうということもなく過ごしている。でも今年はこの週に見た映画が全部レスリー関係で、奇しくも追悼週間となってしまった。

 まず、レスリーと共演したトニー・レオンが出ている「ラスト、コーション」(結びつけが強引すぎ?)「ブエノスアイレス」もそうだけど、トニーのラブシーンは別に見なくてもいいかなあ…。映画そのものの感想は他の方に譲るとして、まず老け役・悪役のトニーに違和感…。小柄で細いので軍人に見えないし、やっぱりトニーはさわやか好青年でなくちゃ(;_;)あとジョアン・チェンはいつの間にかすごい貫禄が出てすっかりマダム風に。トニーと夫婦に見えない(苦笑)…ああ、中国に興味を持つきっかけは「ラスト・エンペラー」だったんだよな、それからしばらくして香港映画にはまったんだよな…と一人懐古モード(爆)あと、湯唯の友人役はなぜかみんな台湾の俳優さんで、エドワード・ヤン作品によく出ていた人とか、これまた個人的に思い入れのある作品「息子の告発」の主役の彼とか、思い出の人があれよあれよと出てくる。そういえばエドワード・ヤンも亡くなったし…。台湾つながりで、アン・リーとも関係あるのね、なんて見ているうちに「中国映画と共に歩んだ私のこの10年をふりかえる旅」になってしまっていた。それにしても、いい時代じゃなかったのにこの時代の中国に惹かれるんだよね…。映画そのものもアン・リー作品だけあって一秒たりとも気を抜けない緊張感あふれる作りですっかり圧倒されてしまい、いろんな気持ちがないまぜになってふらつきながら家に帰ったのだった。

 次の日、私がレスリーの作品で一番好きな(レスリー及び香港にはまるきっかけになった)「欲望の翼」(この日本語タイトル嫌い)を監督したウォン・カーワイの「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を見る。香港映画では際立つスタイリッシュさも欧米映画となるとなんかフツーに感じてしまう…。ウォン・カーワイ作品はほとんど見ている私には特に目新しいところはなし。マンネリまではいかないが、映像とか音楽とか「毎度おなじみ」でアメリカ映画だとあまりありがたみがない。やっぱりウォン監督のセンスはアジアでこそ活きるのだと思う。前の日の衝撃がすごすぎて途中で少し寝てしまった。ハゲてないジュード・ロウはやっぱりかっこいい。ノラ・ジョーンズは私にはインド人の女の子(しかも加藤ローサ似)にしか見えないのだけど、アメリカ人には違和感ないのだろうか。

 そして週末、「さらば、わが愛」が再映されているのを知ってこれぞ本当の追悼と思い見に行ってきた。世間的にレスリーの代表作と言われているのはこの作品だろう。女形のレスリーは文句なく美しく、素晴らしい映画だが、いかんせん話が重いので気合を入れないと見に行けない作品である。そして…やっぱり話が重くて気持ちが沈んでしまった。「ラスト、コーション」しかり、この時代は重い…そしてレスリーはもう居ないのがもっと重い。

 映画をきっかけにいろんな思いが甦ってきて圧倒された1週間だった。私はこのままレスリーの歳も越えて生きていくはず。その先にどういう世界が待っているのだろうか。

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