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乳がんの記録 予備知識・参考図書

 話は横道にそれるが、がんになるまで闘病記の類を読んだことがあまりなくて予備知識もほとんどなかった。

 読んだことがあったのが、岸本葉子さんの「がんから始まる」と「四十でがんになってから」がんに興味があったからではなく、岸本さんの著作だからというだけで読んだ。なので内容もうろ覚えだったのだが、これらの本を読んでいたおかげで、がんへの取り組みが比較的スムーズだったように思う。後日、図書館で借りなおして読み返した。「がんは手術から始まる」「治ったのかどうか後になってみないとわからない」というのは自分が当事者になって改めて実感している。がんと冷静に取り組めるのでお勧め。

 それから、奥山貴宏さんのブログとブログ本。ご本人が亡くなられてから出会ったのだが、がん以外の話が面白くて読み応えがあり、奥山さんという存在に一時ハマっていた。中野は今でも私の聖地である。「平凡」のラーメンは一度しか食べられなかったけど中野に行くたび跡地がどうなっているか必ず確認している。そして新井薬師にお参りして、しんみりしてくるのである。古いブログは削除されてしまったが、残っているブログを改めて読みに行ってしまった。やはり亡くなった人のブログは精神衛生上良くないかも…。

 それから、乳がんの本を読んだことがなかったので図書館から借りてきた関口礼子著「知っておきたい乳がん」やはりがんを普通に克服された方の本の方が安心感があり、励みにもなる。研究者らしい観点でがんに取り組んむ著者の姿勢に共感。情報が多少古い部分もあるが治療の流れは掴むことができて役に立った。この本は入院・手術までしか書いていないのでできればこの後の話も書いて欲しかった(乳がんの治療は手術からが本番なのだ)。途中で「結婚による改姓は女性に不利」という項目が出てきて唐突な印象があったが、著者の経歴を知って納得!今じゃ当たり前の「旧姓で仕事をする」という権利を勝ち取るため、裁判を起こされた方だった。これは、日本の女性史に残すべき案件だと思うのだが著者に関してウィキペディアの項目もないのに驚き。今健在なのかどうかもネットでは追えなくて残念だけど、がんを通して出会えたちょっと嬉しい出会いだったかも。「乳がんはみんな違う」も、患者になって実感している。だから自分で情報を集めて、自分主導で治療をしていかないといけないのだ。

 医療関係の本は、ほとんど読まなかった(病院でくれたパンフレットのみ)が、もし医療関係の本を読む場合は、図書館ではなく書店に行くこと。特に乳がん関係は日進月歩なので。

 一般の方の闘病記は、ネットに山ほどあるが病状がシリアスな方が多くてめげてしまい、最初は敬遠していた。手術して、自分の位置がある程度把握できた今は取捨選択して読んでいる。治療の副作用のことなど、これから参考にしていこうと思っている。

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