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ある精肉店のはなし

 昨年、ある方から「うちは精肉店」という本を薦めていただき、面白く拝読したが同じ内容で映画ができていた。「映画の日、何に行こうかな~」と映画館情報を見ていたらこの作品を発見し、迷わず見に行くことに決めた。

 私の場合本で予備知識があったので、本のおさらいみたいな感じである程度わかって見ることができたが、やはり大画面の動画だと写真集より情報量が全然違う!屠畜や、解体後の内臓を洗って部位ごとに処理するシーンなど、今後の記録としても貴重である。

 印象的だったのは、精肉店の店主夫妻が小ざっぱりした身なりでインテリ風なこと。そして肉をさばいていく手つきの鮮やかさ。寸分もムダがない。しかも牛を育てて肉にし売るまでの一連の作業を家族で行っているのだ。すべての工程に、様々なノウハウがあることだろう。この技術力。しまいには太鼓まで作ってしまうし。

 本を読んだとき違和感を感じたことがあった。大阪で肉関係の仕事といえば「これって、いわゆる部落の話なのでは…」と思ったのだが、子供向けの本のせいかそのことには全く触れられていなかったのである。でも映画では、やはり部落問題も併せて紹介されていた。部落に生まれたことを受け入れ、家業を継いだ店主の生き方に驚嘆せずにはいられない。

 屠畜のグロいシーンももちろんあるが、とにかく登場人物の神々しさが印象に残る作品。精肉業の貴重な記録にもなっている。みなさんにぜひ見ていただきたい。

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