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KANO 1931海の向こうの甲子園

 日本公開をずっと待っていた作品、やっと見にいくことができた。日本統治時代の台湾から、台湾代表で甲子園に行って決勝戦まで行った嘉義農林野球部の話。統治していた側の人間としては、統治を美化しすぎていないかちょっと危惧する部分もあったけど、杞憂だった。むしろ、昔の青春映画のようなちょっとクサい演出(嵐の中ぬかるみの中で寝込んで朝まで目覚めないとか)や、クサいセリフ(パパイヤの話とか)、台湾人キャストのたどたどしい日本語などにつっこんでしまうが、要である野球のシーンがきちんとしていることと、何よりこれが実話だという重みの前にすべての不都合は吹っ飛ぶ。

 素人の私が見てもみんな野球がうまいように感じたが、演技力より野球経験でキャストを選んだとのこと。素人っぽい感じがかえって清々しくて良かった。

 上映時間が3時間もあるし、登場人物が多くてややこしいし、どうなるのかなと思っていたが試合に入り込んでいるうちにあっという間に過ぎてしまった。

 映画のラストでメンバーのその後の紹介があって、日本名なのに実は台湾人という人が結構いてびっくりした。漢族はそのまま中国名だが、先住民族は日本名をつけられていたということのようだ。また、予告編でも使われているシーンで出てくる「バンジン」という言葉は蛮人ではなく蕃人と書くらしい。この辺、劇中では一切説明されないので自分で調べないといけない。勉強になるけど。

 でも、予備知識がなくても感動作として見ることができると思う。こういう史実があったということを知るのがとても大事なのでなるべく多くの人に見てもらいたい作品。

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