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松谷みよ子さん

 児童文学作家の松谷みよ子さんが亡くなられた。私にとって松谷さんといえば何と言っても「ちいさいモモちゃん」!子供の頃、夢中になって読んだ。たぶん最初に読んだのは小学校2年生くらい。たしか出だしが「モモちゃんが生まれたのは、夏でした」だったと思う。本を読み始めるとすぐ、雲がいっぱい浮かんでいる夏の空とねむの木の風景が浮かんでくる。モモちゃんの物語と、自分の子供の頃見た夏の風景が混ざって、懐かしく心あたたまる心象風景になっているのである。

 あと、ちょっとした言い回しがすごく印象的。「ひっくりかえり、そっくりかえり、おうっ、おうっと涙をふりとばしてモモちゃんは泣きました」とか、情景がそのまま見えるよう。このフレーズが読んだ当時のまま自分の中に刷り込まれてるってのもすごいし…

 少し大きくなって続編を読んで、パパとママの離婚がさらっと書かれていてびっくりしたのを覚えている。離婚に至るまでのパパとママのすれ違いの様子も、うまく書かれていてその表現に感心した。

 大人になって就職して、会社生活に疲れていたときモモちゃんの文庫本を買って会社の昼休みに読んでいた。当時、ミーハーでキャピキャピな同世代についていけず疲れていた。童心に帰りたかったのだと思う。

 その割に、モモちゃんの話の最後がどうだったのか覚えてないんだよね…でも、モモちゃんを読むたび懐かしく優しい気持ちになり、強く生きていけそうな気がするのだ。また読み直してみようっと。

 子供の心を大人の言葉で表現できる素晴らしい方だった。ご冥福をお祈りします。

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