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恐怖分子

 この作品の初見はは約20年前、アジア映画にはまり始めた頃に今はなき六本木のシネ・ヴィヴァンで見た。日曜日の初回に、無理して起きて行ったので眠くて内容もちゃんと理解できなかったと思う。映画の内容より覚えているのが映画館のこじゃれた感じと、日曜朝の六本木のすさんだ雰囲気。夜遊び明けの不良外人が路上でじゃれ合う姿にドン引き。映画もこじゃれたアート系、「映画史上、最も自由なラスト」(笑)に「何だこのラスト、ずるくないか?」と変な反発を感じてしまい、六本木の雰囲気と相まって苦手な印象だけが残った。でもその後見直す機会もないうちにシネ・ヴィヴァンは閉館になり、エドワード・ヤン監督も亡くなってしまった。そんな作品が突如再上映されると知ってびっくり。

 見に行きたかったけどサービスデー設定のない映画館だったり、都合がつかなかったりで結局見たのが横浜の「ジャック&ベティ」ここに行くのもほぼ20年ぶり。場所は大体覚えているけど、これまたすさんだ街だったような(笑)当時はお向かいに「探偵濱マイク」の舞台になった映画館あったよね…その映画館も興味本位で入ったことがあった気がするのだが、入ったのかどうかも夢まぼろしで良く思い出せない。

 久々に降り立った黄金街、夜来ると人が少なくてこわい…建物の多くがマンションに建て替わっているけど悪い意味で生活感がない。こういうところにあえて住む人ってどんな人なのだろうか。でも、映画館は当時よりいい感じに年季が入っていた。当時はただの二番館だったが、資料のコーナーに力を入れてたりと名画座としての矜持が感じられた。映画館の近くのパン屋さんもいい感じ♪

 で、やっと映画の感想なのだが(笑)今見ると、ストーリーうんぬんより一つ一つの場面を一枚の絵のように丁寧に撮っているのが印象に残る。主役の女優さんと愛人役の男優さんは覚えていたのに夫役の人が全然記憶になかったり、他に記憶がない主要キャストが居たりでほとんど初見状態。でも、あの頃の空気感が懐かしく感じられて心地よい。ストーリーも前回より理解でき、ラストも別に衝撃でも何でもなく普通の作品として見ることができた。

 出演者のその後が気になって調べたけど、主役の女優さんは結婚して引退、ハーフの若い子はその後の出演作がないようだ。私と同世代だと思うが今どんな生活をしているのか気になる。

 この時代の映画を見ると、自分の若い時と重ね合わせずにはいられない。昔の自分の気持ちを掘り起しに行くように感じられて見る前は緊張したが、落ち着いて見ることができた。

 家に帰って、当時買ったパンフレットを引っ張り出して見た。時の流れを感じずにはいられなかった。

 また別のところで上映されるようなのでまた見に行こうかな。

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