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人生後半を楽しむシンプル生活のススメ

 図書館のサイトで蔵書検索をしていて、松原惇子さんの新刊が出ているのを発見した。「女が家を買うとき」で衝撃的出会いをして以来、松原さんの著作はほとんど読んでいると思う。そこまでしなくてもと思いながら料理の本も買ったし映画も見に行ったし…そんな松原さんの最新作のタイトルに「シンプル」という言葉が入っていて俄然共時性を感じる(笑)

 今まで読んだ本の情報から著者は「女が家を買うとき」で買ったマンションにずっと住んでいると思っていた。しかしこの本を読んでびっくり、最初のマンションは買って10年で売って目黒のマンションに買い替えていたというのだ。50代でマンションのローンが終わったと聞いていたが、2軒目のことだったのか。自由業で目黒にマンション買えるって、すごい。よほどお仕事が成功したのだろう。

 そして終の住処となるはずだったマンションを管理トラブルをきっかけにあっさり売却、60代にして家なしとなり、緊急避難先として実家に戻ることになってしまったのである。「女も家を持って自立」をあれだけ説いていた著者でもこうなるのか。人生本当に何が起こるかわからない。というか人の心境はどう変わるかわからない。

 若い頃家を出て都会暮らしをしていた人が実家に戻るということで、スタイリストの吉本由美さんを思い出した。親の家も空き家にしなくて済むし、実家に戻って住むというのもこれからひとつのトレンドになるのかもしれない。

 実家に戻ると言っても著者はお母様に家賃を払い、自費でリフォームをして2世帯住宅にして日常生活はお母様とは別にされているところは他の人と違う。世間では「親の面倒を見る」「うちの家族は仲がいいから」という大義名分のもと、実家で親依存の生活の人の方が多いからね。あと、料理の本の共著者でもあり、映画でも印象的だった著者のお母様が、まだお元気なのがわかったのは嬉しかった。

 で、なんで「シンプル生活」なのかというと、広くて物がたくさんあったマンションから、2間しかない実家の2階に移るにあたり荷物をたくさん処分して最小限に絞ったからだそうだ。そんなシンプル生活も紹介されている。でも先に大原照子さんの本を読んでいるので、ここで改めて言われなくてもなとちょっと思わないでもない。ま、「シンプル化」もまたトレンドなのだと思う。

 でも、著名人の出したシンプル本を読んでいつも引っかかるのが必ず「ありとあらゆる物を持っていたがみんな捨ててシンプルに」という流れの本しかないことだ。私みたく最初からあまり持ってなくて、将来もあまり持てなさそうな「仕方なくシンプル生活」の人にはちょっと当てはまらないんだよな…

 とは言え、著者は常にシングル女性の生き方のモデルを提供してくれている。松原さんが次に何を書いてくれるか目が離せない。 

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