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NHKスペシャル 老衰死

 先月、母を見送った。5月に終末医療状態を宣告され、無理な延命はしないという家族の方針のもと点滴のみの処置となった。点滴のみというのは医者からの提案。ずっと肺炎だったこともあり、それほど長く生きないのではと思っていたが、結局その後3か月頑張ってくれた。しかし低栄養のためどんどんやせ細り、見た目がどんどん悲惨になっていくのが痛々しかった。点滴のため腕もあちこち内出血していて、しまいには針を刺すところがなくなる始末。点滴も苦痛だろうし、これって自然死と言えるのかなと思った。

 終末医療が始まった頃、「欧米に寝たきり老人はいない」という本が紹介されていた。食べられなくなったら寿命だから胃ろうや点滴はせず飲めるだけ、食べるだけにすれば1週間くらいで苦しまないで亡くなるという。うちの家族が選択した処置は「無理な延命」に当たるのではと疑ったが、子供として母に少しでも長生きしてほしい気持ちもある。結局点滴のみというのが妥協点となった。

 「無理な延命はしない」というのはどの人も合言葉のように言うが、いざその段になって実行するのは難しい。母がお世話になっていた施設でも、同室の人2人は胃ろう利用者だった。一日中ずっと眠っていたが、栄養状態はいいようで顔の色つやもよくふっくらしていて健康そうだった。どんな形でも生きていてほしいと、胃ろうを希望するご家族も多いのだろうと思った。

 今回番組で紹介されていた施設も、食べられなくなったら終末状態と判断し、点滴や酸素マスクはしないで最期を見守っていた。自分は既に見送った身だからいいけど、当事者となった時に息が荒くなっているのを普通に見ていられるかなと思った。

 終末期は患者は苦しみを感じていないのだと、研究者は言っていたけどこればっかりは自分で死んでみないとわからないしね(笑)

 結局、人はどう死んでいくかという知識がないと、何が自然死という定義もできないし死に方も選べない。私にはもう少し勉強が必要だ。

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