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秋のソナタ

 この作品も、昔の名作だからという理由で予備知識なしに見に行った作品。タイトルから、人生の哀愁を感じさせるしんみりとした人間ドラマなのかなーと勝手に想像していたら、予想外の展開に!

 芸術家として成功し家族を顧みない母と、母の陰のように生きてきた娘との対決。シリアスな言い合いが、延々続く。映像もお互いの顔のアップばかりで、週末の仕事帰りで疲れていて楽しい作品が見たい時にこの展開は辛かった…舞台を映画化したのかと思ったけどそうでもないようだ。娘が母に思いをぶつけながら、自己確認して解放されていくさまは、イプセンの「人形の家」を思わせた。

 そんなわけで、あまり感情移入できないながら感想を書くと、男性が母娘(特に娘)の心理状況をここまで描いているというのはすごいと思う。若い頃美人でならしたバーグマンの老いた顔を遠慮せずに撮っているのもすごい。内容的には、当時としては画期的な作品だったんだろうなと思った。でも今の時代の母娘ってほとんどこんな感じのような…恋愛で結婚、仕事で自己実現と、意志的に生きているお母さんが多いし、母にとっては娘も自己実現の道具の一つ。自分が成功したように娘も華やかに成功してくれるならいいけどそうでない子は…みたいなね。私自身は、芸術に生きたい方だからこの作品の母親に近いと思う。やっぱ私みたいな人は母になろうなんて思っちゃいけないよね。

 この映画で描かれた母娘の姿が、今の時代では当たり前になっているということを考えるとすごく時代を先取りした作品だといえると思う。

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