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NHKスペシャル 団塊の世代 しのび寄る老後破産

 毎度おなじみのテーマだし、震災でそれどころではない感じもあったけど一応見たので感想を。

 氷河期世代がバブル世代を嫌っているように、バブル世代の私は団塊の世代が苦手である。私が子供だった頃に20代のお兄さん・お姉さんだった人たち、あの頃流行っていた70年代ファッションを見てカッコ悪いと思った。社会人になってからは上司の世代、「こんな大人はイヤだなあ」と思った。でも個人的には、お世話になったバイト先のパパさんママさん、習い事の先生など私の人生に大きな影響を与えてくれた人も多い世代だった。

 そんな団塊世代で、困窮状態に陥る人が増えているという。理由は、親の介護と成人した子供の面倒が同時に来るから。番組を見てわかったが、団塊世代は中高年になってリストラされるようになった最初の世代だそうだ。それまでの、給料右肩上がりで定年まで勤めるという収入モデルが崩れる人が出始めた。そして最悪の場合、年金を払っていなかった親世代の介護と就職氷河期世代で安定した職に就けない子供世代の生活援助が同時に発生する。

 番組中でも言っていたが、「家族の絆」を守るのが当たり前と考えている人ほど困窮する。家族形態の変遷のはざまにあって「家族の理想」を忠実に実現しようとしている世代なのだと思う。番組で紹介されている人は男性ばかり。自身がそれほど高収入ではないのに親を見なければ、子供を助けなければと義務感にかられている姿に感心するとともに気の毒になった。逆に言えば、豊かな暮らしをしている人って困っている家族がいても助けてないんだろうな、という想像もできる。

 家族というものに疑問を持ち、あれこれ考えているうちに未婚・子なしになってしまった私だが、この世代になって子供の面倒を見なくていいというのはありがたいと感じている。自分自身を含めこれからの子供はほぼ不良債権だと思うから(苦笑)自分が老人になる頃は、家族の枠を超えて老人同士で面倒見あっていくシステムに移行しているような気がする。これからの老人予備軍は、家族は頼らないで自分で新しい関係を見つけていく努力が必要なのは確か。

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