最近のトラックバック

« 新緑の季節だけど | トップページ | 母からのメッセージ »

氷の花火 山口小夜子

 前に見た作品の感想を書いてから、と思ったが興奮がさめやらないので。私が子供の頃、海外で人気のモデルとして紹介されていた山口小夜子さんを巡るドキュメンタリー。自分が子供だったのでよくわからなかったあの頃の時代を検証、みたいな感じで見に行った。

 東洋人のステレオタイプの極致のような切れ長の目、黒髪のおかっぱ頭。CMとかポスターでよく見た気がする。2007年に訃報を聞くまでその存在をすっかり忘れていた。大切に保管されていた遺品をあらため、小夜子さんの世界を再構築する試み。並べられた服やアクセサリー、少女時代に作ったスクラップブックや人形、映画ビデオや本、彼女を描いた絵など、興味深いけど彼女の私生活を覗き見するようで気恥ずかしいような。スクラップブック、私も作ってたなあ。断捨離しちゃったけど。自分もひとり身なので、何かあったとき人に見られて恥ずかしくないような品揃えにしなければと密かに決意(笑)

 初期の頃のポスターで、遠景で顔が映っていないのに存在感がすごいのにびっくりした。それにしても完璧に左右対称な切れ長の目、やはり美しい。でも実際は決して細い目ではなく、メイクと本人の表現であの目になっていたのだ。メイクさんの技術もすごい。

 そして、いつの間にか姿を見なくなったと思っていたら、舞踏のパフォーマンスに参加していたり実験映像やったり、いわゆるアングラ系の活動をしていたと知った。友人がダンスや朗読のパフォーマンスをやるのでたまに見に行くが、作品中で使われていた映像が友人のパフォーマンスにちょっと似てて苦笑い。そういえば80年代にもアングラ芸術はあったんだよなあ。アングラが好きなわけではないのでこの頃の映像は正直キツい。

 その後パリコレに復活、その後もいろんな表現活動にチャレンジして新たな世界への一歩を踏み出そうというところで急逝。天に呼ばれたか…

 作品中にも彼女のファンが多数登場するが、映画館にも思ったよりたくさん観客がいて驚いた。みんなの昔の心象風景に、小夜子さんがいる。そのことを改めて認識した。

|
|

« 新緑の季節だけど | トップページ | 母からのメッセージ »

映画で心の旅」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92012/63624482

この記事へのトラックバック一覧です: 氷の花火 山口小夜子:

« 新緑の季節だけど | トップページ | 母からのメッセージ »