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 2年ほど前にゴーストライター問題で話題になった佐村河内氏のドキュメンタリー。実はゴーストライター問題が出るまで佐村河内氏のことは知らなかったので、衝撃も別になかったけどそもそも「全聾で、頭痛や耳鳴りと戦いながら作曲している」という話を世間の人が信じているというのがおかしいと思った。私だったら頭痛や耳鳴りだけで気を病んでしまい作曲どころではないと思うから。

 世間からバッシングを受け自宅で隠遁生活を送る彼のもとに、いろんな人がやってくる。TVの出演依頼ってこういう人が来るのか~でもお願いに来る人と実際に番組を作る人は違うからね。結局インタビューには応じたけど思ったように使ってもらえなかったり。やっぱ日本のマスコミだなって感じ。

 それから聴力はほとんど失われているそうだが、話もスムーズだし、本当に聴こえてないようには見えないところで損していると思う。奥さんが声を出して話を復唱しながら手話通訳をしているのも気になった。聞こえてないなら声は出さなくていいと思うのだが(あるいは視聴者向けなのだろうか)。

 この作品を見て、新垣さんも告発記事を書いたライターさんも必ずしもいい人ではない、ということは良くわかったけど、それじゃ佐村河内さんは悪くないのか?といえば手放しでNOとは言えないよなあ…

 個人的には、佐村河内さんへの過剰バッシングはひどかったというのは理解したけど、見方がひっくり返るというほどではなかった。知り合いが、「あのキャラクターは、誰か第三者でプロデュースしている人がいるのでは」と言っていたが、そんな感じ。佐村河内氏一人のアイディアで、あの虚構の世界は構築できないと思うから。そして映画では、その辺は語られることはない。見れば見るほど、新たな疑問が出て来てもやもやが広がる感じ。それには、佐村河内氏が自身で作曲の仕事をして汚名を晴らしていくしかない。そして世間の人は、それを妨げてはならない。

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