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男と女のいる舗道

 これもちょっと前に久々に見た作品。初見のときはスタイリッシュな作風に魅かれかっこいい作品という印象だったが今回はストーリーに目が行ってしまった。最近貧困問題に関心があるせいかとにかく思ったのが「これ、今の貧困問題と全然変わらないじゃん!」いわば、1960年代の貧困問題をしっかり描いた作品なのだ。

 離婚して一人暮らしを始めたはいいけど売り子の給料だけでは生活が賄えず、バイト感覚で売春を始めたら段々抜けられなくなり、ついには男に売られ…というストーリーがまんまブラック企業や日雇い派遣で暮らす今の子みたいで…悪いヤツのキャラもファッションが違うだけで今と同じ。貧困の構造って時代が違っても同じなんだとわかった。

 その他に、喫茶店で語らう2人をカメラを回転させながら撮ったシーンを見たらウォン・カーワイの作品のあるシーンを思い出したのでひょっとして影響を与えてるのかも、なんて思ったり。あと、この作品を見たおかげで劇中に出てくる「裁かるゝジャンヌ」をその後見に行ったんだっけ、なんてことも思い出した。

 監督は別に貧困問題を描きたくてこの作品を作ったのではないと思うが、今回は監督の意図しなかった部分の方が私の心にグイグイ響いてきたのだった。

 いつの時代にもいる、都会の片隅で夢を追いながら生きていく人たち。名もなく夢半ばで倒れて忘れ去られてしまう人がほとんどだけど、その人たちが下地になって今の自分の生活がある、そんな気がした。

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