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山河ノスタルジア

 随分前に見たけど感想を書いてなかった作品。ジャ・ジャンクー監督の新作ということで心ときめかせて見に行ったけど…むむ、予想外の展開!

 ジャ・ジャンクー監督の作品には必ず出てくる「タオ姉さん」(年下)、今回も健在!毎回どんな役どころで出て来てくれるか楽しみなのだが、田舎のモテギャル(笑)からお母さん、そして初老のおばさんまでを演じる。人はこうやって一生を送っていくのか、みたいな感慨がある。他の人のサイトにあった「ザ・女の一生」という言葉がぴったり(笑)

 そんなタオ姉さんを射止める男(「最愛の子」にも出てた)、上昇志向丸出しでこれまた今の中国を体現しているような人。事業で成功して山西省の田舎から上海へ、そして悪さして国にいられなくなり(笑)オーストラリアへ。そしてオーストラリアで何不自由なく育ったダオラー(息子)は英語ネイティブ、将来やりたいこともなく退屈な毎日という状態。ま、苦労を知らず育ったのだからそんなもんだろう。でも、映画を見る側としては彼の親世代の暮らしを知っているので、一世代違うだけで生活レベルがこんなにも変わるのかとその急激な変化に圧倒されてしまう。躍進する中国そのものである。

 今回は中国映画には珍しく最後は設定が近未来(2025年)になったりするので、話がちょっとコミカルというか軽くなってしまった感じはあるが、世界に躍進する中国人のパワーを感じた。パワーの根源は、中国の山河にある。否が応でもハングリーにならざるを得ないもん(笑)オーストラリア育ちのダオラーもいつかは山西を訪ねて、自分のルーツを確認してほしいと思う。そしたら生きる気力も湧いてくるだろうから。

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