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家族の肖像

 タイトルだけずっと知っていたけど見たことがなかったヴィスコンティの作品、やっと見ることができた。ヴィスコンティ監督の作品は何作かみたけど「映像がゴージャスだけど、話は一体なんだったけ」というのが全体的な印象。当時まだ若かった私には消化しきれない作品が多かったと思う。

 タイトルから「ゴージャスだけどちょっと壊れた上流階級家庭の話」と勝手に思っていたが、半分外れて半分当たっていた。壊れた上流階級家庭は出てくるが、彼らが話の中心ではない。主人公は一人静かに暮らす大学教授。そこへずうずうしくてうるさい母子(それぞれに彼氏つき)が引越してきて、教授の生活は段々乱されていって…という展開。下流だけど一人静かな生活を守っている私(笑)は、教授に肩入れしてしまい作品をあまり楽しめないまま話は進んで行く。

 母親に娘公認の若い彼氏がいるとか当時としたら先進的すぎてびっくりだよね。でもこのトシ・この時代になったので「まあ、ない話でもないよな~」と割と普通に見られる。シルヴァーナ・マンガーノ綺麗だなあ。ファッションも素敵だし。でも役柄的には今の私より若いのだろうな(爆)それからヘルムート・バーガーはやっぱり美しい。

 振り回されながらも若い彼らに段々影響されていく教授。やっぱり老人は若さに弱いのだ。最後は体調崩してしまうし。生気を持っていかれた感じだ。

 この作品を見ての教訓は「色々持っているとたかられるし自分も物に対する執着が出るので人生の持ち物は少なくしよう」というのと「人づきあいには気をつけよう」ということなのだが、監督はもちろんそんなことを言いたいのではない(笑)でも私も年を重ねてやっとヴィスコンティ作品を少しは消化できるようになったと思う。これから他の作品も見て、若いころできなかった理解を深めていきたい。

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