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2018/02/08

スリー・ビルボード

 名作なんだろうけど、見るのに躊躇していた作品。内容が暗そうなのと、なんといっても予告編に映っていたフフランシス・マクドーマンドの姿。「ファーゴ」での女警官役しか知らないが結構印象深い女優さんだったので、あまりの激変ぶりにショックというか…もちろん、それだけ役作りがすごいってことなんだろうけど。

 …で内容だが、最近見た作品に共通する「アメリカの田舎のやるせなさ」がよく描かれている。娘がひどい殺された方をしたのに目撃者もなく捜査もなかなか進まない。そもそも警察にあまりやる気がない(笑)業を煮やした母が、街はずれの看板に警察署長を糾弾する広告を出す。広告は大問題となり、広告をやめるよう様々な圧力がかかる。

 世間からの同調圧力に屈しないミルドレッド役のフランシス・マクドーマンドがすごすぎる。見た目だけでどんなキャラクターなのかが一発でわかる。化粧っ気がなく皺だらけの顔が、反骨精神に富み苦労が多かった人生を物語っている。そして、何があっても不条理と戦っていく姿勢。

 始めは単に警察との戦いかと思って見ていたが、ひと筋縄ではいかないところがこの作品のすごさ。単なる正義対悪じゃないんだな~ミルドレッドの行動も相当ぶっ飛んでいる。警察署に放火するとか(笑)そして捕まらないのもすごいし(笑)

 エンディングが意外とコミカルなのも面白かった。この行動が娘さんの供養になるならいいのだけどね(笑)

 実話ではないみたいだけど、フィクションの面白さ・味わい深さを思い知らされた作品。監督の才能に嫉妬する。

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