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アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

 この事件をリアルタイムで見た世代だけど、真相がよくわかっていなかったので知りたいと思って見に行った。当時覚えているのは解説者がトーニャを西海岸代表、ナンシー・ケリガンを東海岸代表みたいな言い方していて、二人の衣装やら振る舞いやらをそれぞれ「西海岸らしい」「東海岸らしい」と説明していたこと。

 それにしても、トーニャの育ちが壮絶で気の毒になる。何しろお母さんが強烈すぎ(演じた女優さんもすごすぎ)。自分の恨みを子供で晴らそうとする典型的な毒親。その母親から逃れようと結婚した相手もダメ男という、転落まっしぐらのパターン。そしてダメ夫はなぜか、さらにダメ男の友人の言いなりだったりする。この関係はナゾ。

 そして何より、あの事件の首謀者がダメ夫のダメ友人だったとは。きっかけがくだらないわりにすごい事件に発展してしまい、本当に歴史を変えたねこの男は。コーエン兄弟の映画かと思ったがこれは実話なのだ。

 人生をかけてやってきたスケートのキャリアを汚されてトーニャもナンシーも気の毒だ。ラストにトーニャや母や元夫のその後は語られるが、自称テロ対策の専門家という、元夫の友人は出てこない。この人のその後が一番気になった。悪い意味で出会いの不思議さを考えさせられる作品。

 

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