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2018/02/12

バグダッド・カフェ

 この作品、最初に見たのはいつだろう…90年代のどこかだとは思うのだが、前半なのか後半なのかも思い出せない。テーマ曲がやたら流行っていたが、たぶんカバー曲の方を先に知ったような気がする。不思議な内容も相まって、自分にとって遠く懐かしい90年代を思い起こさせる作品。久々に見に行った。

 見てみると、やっぱり忘れていたことがたくさんあって、モーテルの女主人とその一家のことはすっかり忘れてた(笑)それからジャスミンが間違えて夫のスーツケースを持ってきてしまったこととか、黄色いコーヒーポットがモーテルに来たいきさつとか(彼女が持ち歩いていたように覚えていた)、改めて明確になってよかった。

 宿帳の国籍欄に”WG”(西ドイツ)と書いていたり、トラベラーズチェックで支払したりというところに時代を感じる。トラベラーズチェックは、日本では廃止になっていたというのを先日知った。

 あとはもう、おとぎ話みたいな話だよね。ブレンダがジャスミンに心開いていくのが、あまり現実的ではないと思ったけど映画だから(笑)あとはあんな手品でお店がそんなに流行るかよとか、オーバーステイで帰国したのにすぐ戻ってこられるのかとかツッコミところは満載だけどつっこんではいけない(笑)

 砂漠の風景と音楽にすっかり酔った。まだまだ夢見ていたあの時代へタイムスリップする感じ。

 例のごとく見終わってから色々調べたけど、監督始め出演者やテーマ曲を歌った人までも情報があまりない。監督のWikiぺージもないし。こんなに有名な作品なのに、関係した人のほとんどがこの作品でしか知られてないというある意味すごい作品。ロケ地の店はまだあるようなのでいつか行ってみたいな。誰かの運転で(笑)

2018/01/29

ギルバート・グレイプ

 20年くらい前に見ている作品、再映されていたので見に行って来た。あの時の感動よ再びとワクワクドキドキ。

 まず、アメリカの田舎のやるせない雰囲気。亡きお父さんが建てたレトロで可愛いけどだいぶガタが来ている家。太りすぎて引きこもりのお母さんと障害ある弟の面倒を見るのに精いっぱいで自分の人生なんて考えられないジョニデ。頑張ってるけど家事がまだまだの上の妹(杉田かおる似)とやんちゃな下の妹(ぱっと思い浮かばないけどこれまた誰かに似てる)。いかにも田舎もんの友人たち。片方はジョン・C・ライリーじゃん!意外な発見。

 その他にもジョニデの不倫相手が秋川リサ似で、ジュリエット・ルイスのおばあちゃん役の人も秋川リサに似てるなとか、変なところにばかり目が行ってしまったけどとにかく懐かしい。もちろん、ジュリエット・ルイスが可愛いというのとレオ様の演技力がすごすぎるという、メインの感想は声を大にして言わないと!

 忘れていたこともあった。引きこもりのお母さん、思いきって出かけてみればいいのにと思いながら見ていたら、拘留された息子を引き取りに意を決して出かけるシーンがあった。そして不倫相手の夫が亡くなるいきさつとか、お母さんの葬式までのくだりとか、最後にジョニデたちが街を出るのは1年後だとか、細かいところも改めてちゃんとわかって良かった。

 初見の時、「人は自分の人生を生きるべき」というメッセージがいかにもアメリカ的な作品だな~と思ったが、今回もその印象は変わらず。そして今見るとジョニデとレオ様とジュリエット・ルイスの初々しさが懐かしく切なく愛おしい。

 今回もまた、帰宅してからネットで色々調べてしまった。この映画から四半世紀、映画に出ていた人達はどうなったのだろう。お母さん役の方は昨年亡くなったようだ。そして劇中のギルバートやベッキーやアーニーはその後どんな人生を送ったのだろう。自分の人生と重ね合わせて想いは尽きないのだった。

2018/01/19

彼女の人生は間違いじゃない

 この作品、興味はあったけどはっきり言って見るのが怖かった。震災後の福島が舞台ということで、辛い気持ちを追体験することになるのかと…でも、いざ見始めたらそれはそれとちゃんと割り切って見ることができた。

 救いなのは、主人公の女の子があまり被災者っぽくないためいい意味でリアリティを感じないですんだことかな。高速バスで東京へ週末出稼ぎに行ってるけど、バス代がかかるし親と同居で週末家にいないのは怪しまれるし、こんなのありえないよね。でも実際こういう仕事をやらざるを得なくなった人もいると聞いた。

 あと、妻を亡くしたショックから立ち直れず補償金でダラダラ暮らす父親や、役場で一生懸命働いているけどなんとなく虚しい生活の青年とか、主人公の子の元カレとか(被災地の人としてものすごいリアリティがあるけど、逆に主人公の子と付き合ってたように見えない(笑))、被災地の人の人間模様はやっぱり心痛い。

 この作品のいいところは、被災地の風景がたくさん写っていること。そこにリアリティあるエピソードを入れることにより、ドキュメンタリーみたいな作品になった。私も自分の目で被災地を確認しなければという気持ちになったよ。

 震災を紹介する映画として秀逸だと思う。終わる頃には結構前向きな気持ちになれていたし。主人公の子の行く末がちょっと心配だけど(苦笑)

2018/01/10

ペーパー・ムーン

 今年初めての映画は、「昔流行ってたけど見そびれてた作品」シリーズ。私が中高生の頃読んでたロック雑誌(笑)に「がんばれベアーズ」が紹介されていてテイタム・オニールという子役の名前を知った。この作品はベアーズの前なんだよね。ちなみにベアーズも見てないのだがとにかくどんな作品かお勉強と思って。

 結果…「うん、名作!」まず、テイタム・オニールが自然体で可愛い!のびのび演技していて彼女の魅力で8割方持っている。子役にタバコ吸わせてるのにはびっくりだけど。凝った演出はないけどテンポ良く進む話にぐいぐい引き込まれる。そして各種詐欺の手口(笑)釣銭サギ、私も計算に弱いから絶対引っかかると思う(笑)

  劇中のそこここに出てくるアメリカの昔の田舎の風景も、古き良きアメリカという感じで心そそられる。アディのかぶっている帽子が可愛い。今の子はこういう帽子はかぶらないよね。

 不幸な生い立ちにもめげず大人を手玉にとっていくアディの逞しさや機転には舌を巻く。でも彼女はなぜまともで家庭的な叔母さんの家でなく、詐欺師との生活を選んだのだろうか。そこが映画だな(笑)でも、名作と言われるのに納得の作品だった。

 後で色々調べてみたら、テイタム・オニールの私生活はあまり幸福ではなく、大人になってからはあまり作品ににも恵まれていないようだった。名作に出てる子役によくあるパターン。表現者は、自分の人生と引き換えに、作品で人を幸せにする定めなのかもしれない。

 子供の頃の謎がまた一つ解けたような満足感。この時代の映画をまた見よう。

2017/12/28

DESTINY 鎌倉ものがたり

 今年最後の映画は、意外なところでこの作品に。他の作品にするつもりだったけどレイトショーとかだったりで、上映時間がちょうどよかったこの作品を見ることに。

 日本のアニメは苦手な私だが、この監督のVFXはなじみやすく作品の世界感も好き♪神奈川生まれなので舞台の鎌倉にも親しみがあるし。

 極楽寺駅でのロケは「海街ダイアリー」を思い出す。時代設定は昭和なのかな、車の型式とか、主人公の先生が日常で着物を着てたり、住んでいる家も大正レトロ風。病院でも看護婦さんがナース服・ナース帽姿だし(今はオペ着着用のところが多いよね)

 この世の人とあの世の人と魔物が当たりまえのように暮らす鎌倉には全く違和感なし。というかたぶん江戸時代までは日本全体がこういう暮らしだったと思うのだ。怪しさいっぱいの夜市も行ってみたいな。

 ネタバレになるのであまり書けないけど黄泉の国へ向かう電車が江ノ電というのもいいなあ。黄泉の国へ向かうさまは、銀河鉄道のよう。途中の風景も美しく夢心地。

 この映画での黄泉の国は、台湾の九份という街、または千と千尋の神隠しを思い出してしまったけど、黄泉の国の風景は人の心が作りだすのだそうだ。私なら九龍城みたいな感じかな(苦笑)

 天頭鬼という鬼が出てくるが、たしか西遊記に同じ名前の鬼がいなかったっけ?VFXの感じも中国映画っぽいというか、どこかで見たような感じなのが、逆に安心できた。

 ファンタジーものはあまり好きではないけどこの作品の世界感にはどっぷり浸れた。今年最後、見てよかった。

2017/12/27

カンフー・ヨガ

 今年最後になるかもしれない映画、パーッとおめでたくジャッキー・チェンの映画で行こう!珍しく、シネコンでたくさん上映されてるし。「カンフー・ヨガ」というからにはカンフーとヨガで対決するおバカアクション映画かなという予想はつく。

 オープニングのアクションはVFXもりもりで、アングルも凝っていてそれなりに豪華。しかしこれは歴史上の戦いの話で、ジャッキーは現代の考古学者で出てくる。ヨガが得意なインドのお嬢さんが出てきたりして、なるほどこれでヨガなのねーと思うけど実際はヨガはあんまり出てこない。

 オープニングの戦いに関わる財宝を探す旅というのがメインの話で、舞台はドバイとかインドとかに移って、途中でインド人の悪役(でもたぶんインド映画のスター)が出て来て戦いながらも財宝に辿り着く。

 私が見た前作「スキップ・トレース」はロシアやモンゴルが舞台だけど今回は中東やインドが舞台なので、賑やか・ゴージャス・おめでたさ満載で楽しめる。正月映画向けだよね、と思っていたら今年の旧正月公開の作品だったようだ。なるほどね~。個人的にはアーリフ・リーが出ているのが嬉しい。アラブ人みたいな名前だよなと思っていたら、アラブ人の血も入っているらしい。脇役の人も私が知らないだけでたぶんスター級の人達なのだと思う。ラストもばかばかしくてなかなかいいよ。

 とにかく何も考えずに楽しむ作品。一足早く正月気分になれたよ(笑)

2017/12/20

オリエント急行殺人事件

 私が子供の頃、たしか映画化されていて作品は知っていたけど原作を読むこともないまま今日まで来てしまった。キャストも豪華だし古典のお勉強と思って見に行くか…と思っていたところ、知り合いのブログでネタバレ付きで紹介されていた(苦笑)まあいいかと思いつつ見に行く。

 最近疲れてるのか案の定導入部分で寝てしまったけど、肝心の部分は寝ないで見ることができた。まあ、基本的にはトレンディードラマみたく豪華なキャスト・映像を楽しむ作品かと。ジュディ・デンチの存在感はさすがだ~それから、宣伝に出まくっていたジョニデの実際の役どころにちょっと笑ってしまった。実際はほとんど出番がないんだもん(笑)

 他にも、チョイ役でペネロペ・クルスとか、伯爵役の人がセルゲイ・ポルーニンに似てるなと思ったら本人だったりとか。セルゲイ・ポルーニンはちょっと前にローカルで盛り上がっていたけど、ファンの方々は見に行ったのかなあ。日本ではそれほど宣伝されていないのが逆に不思議。

 惜しむらくは、ポワロがかっこよすぎること。もっとハンプティ・ダンプティみたいなずんぐりの人でないと。ケネス・ブラナーは「ダンケルク」を見た後のせいか「ダンケルク」の人に見えてしまった。ひげも不自然な感じがするし。

 そしてトリックだけど、犯人を先に聞いちゃってたのでどう展開していくのかなと見ていたがなるほどこう来るのか~今見るとちょっと2時間ドラマっぽいいけど、ミステリーの古典、全ての2時間ドラマの原点はここにある。お勉強になりました。

2017/12/15

猫が教えてくれたこと

 個人的に、今年は動物映画ブームなのだが同じような作品がまたキター(笑)内容は大体予想通りだけど、イスタンブールの風景が美しく、街の人たちも楽しそう。猫と遊びながら働けるなんて、いいな。

 日本でも猫島とかあるけど、大都市でこれだけ猫と人間が共存できているのは素晴らしい。猫を箱飼い(笑)するとか、今の日本ではもうありえないけど人が程よく猫に寄り添う感じがいいなあ。

 それから、日本では猫に餌やる人はおばさんと相場が決まっているけどトルコだと猫おじさんの方が多いのね。これもお国柄か(笑)

 ストーリーがないので途中で眠くなってしまうけど、個人的には岩合さんの映画より見やすかった。猫の可愛さは世界共通だから、後はイスタンブールの街探検の映画と思って見ると丁度いいかも。いつかイスタンブールも行ってみたいな。カフェでお茶してたら猫が来てくれるかも(笑)

2017/12/06

リュミエール!

 リュミエール兄弟が作ったシネマトグラフの初期作品を集めたドキュメンタリー。映画はリュミエール兄弟が始めたというのは聞いたことはあったけど、実際どんなものなのか知らなかったのでお勉強と思って見に行った。

 当時の技術では50秒しか撮れなかったらしく50秒の作品が100本くらい紹介される。当時の風俗が興味深い。ほんの120年前で、人々の生活はこんなに違うのか。途中で日本の武道を紹介したものも出てくるが、逆に異国のように感じる。詳細な解説が入るので、何気ない風景でも構図などが考え抜かれて作り込まれていることがわかる。

 繰り出される細切れ映像を見ているうちに眠気が来てしまったけど、自分が日常的に楽しんでいる映画の原点はこれなのかと勉強になった。映像に出てくる名もない人たち(特に労働者の人達)、何を考えて生きていたのかなと思う。あの頃から遠い世界に来てしまったけど、映画はこれからどこへ行くのだろう。20年後くらいまでは自分で確認してやろう。

2017/12/02

星空

 映画情報を検索していてこの作品が台湾映画と知り見に行った作品。この監督の「九月に降る風」も昔見て、いい作品だなと思ったけど内容忘れたなあ…自分の若い頃を忘れるように、青春映画の内容ってどうも忘れてしまうのだ。

 私は中華系の映画にはいかにも中華な風景を期待してしまうので、こういうメルヘン系の設定は苦手だ。エセ西洋風のインテリアとか見るくらいなら、本物の西洋のインテリアを見た方がいいから。おじいちゃんの山荘とかも台湾の年寄りが住むにはおしゃれすぎ(笑)そしておじいちゃん役の人は香港映画で見たことがある人だったのでちょっと違和感。

 豊かな暮らしをしているが心は虚しい女の子が不思議な転校生の男の子と出会い、気持ちの交流があって、星空を見る旅に出る。夜汽車での旅は「銀河鉄道の夜」みたい。山の中でほとんど遭難しながら(笑)おじいちゃんの家と、満天の星空が見える場所に辿り着く。

 主人公の女の子と男の子は「共犯」に出てくる二人みたいだし、インテリアとかは「台北カフェストーリー」みたいだし、何かのシーンを見るたび過去見た作品の何かを思い出す感じなのだが、細かいことは考えずひたすらメルヘンの雰囲気にひたる作品なのだろう。

 主人公の親たちが私よりだいぶ若くて、私はもう13歳の子供の親世代ですらないのかと自覚させられた。画面いっぱいに広がるみずみずしい13歳と比べて全くみずみずしくない自分の年を感じてしまった。

 あと、地味な作品のはずなのに観客が結構多く、しかも年配の男性が多かった。皆この映画に何を求めて来ているのだろうか。いろんな意味で不思議な作品だった。

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